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パニック障害のはじまり

思いがけず突然起こる激しい動悸・発汗・頻脈(脈拍が異常に多い状態)・ふるえ・息苦しさ・胸部の不快感・めまいといった体の異常とともに強い不安感に襲われることを「パニック発作」と呼びます。「このまま死んでしまうかもしれない」というような強い不安をともないますが、数分〜長くても1時間以内にはおさまります。

院長もパニック発作で救急車を呼んで病院に運び込まれましたが、救急車に乗る頃には発作は消え、血液検査や心電図検査をしても異常はみられませんでした。

パニック障害の特徴は、検査をしても身体的な異常は見当らないのに、パニック発作を繰り返すことです。

そしてパニック障害が悪化してくると以下の順に症状が進行しやすくなります。

パニック発作 → 予期不安 → 広場恐怖 → うつ病


予期不安と広場恐怖

パニック発作を一度起こしてしまうと、また発作を起こしたらどうしようというパニック発作に対する強い恐怖感や不安感が生まれるようになります。これは「予期不安」といわれます。

予期不安は、逃げ場のないような場所でのパニック発作や、発作を他人や大勢の人に見られることの恥ずかしさといった不安を生み、大勢の人が集まる場所や、過去に発作を起こした場所を避ける行動をとるようになります。

これが、「広場恐怖(外出恐怖)」といわれ、生活の行動範囲が狭くなります。仕事を休みがちになり人と会わず家に引きこもることが多くなるのもこれが理由です。パニック発作を起こした方の多くは今までの生活を維持するだけで精一杯の毎日を過ごしています。

なお、パニック障害は100人に2~3人がかかるといわれる脳の病気です。病院での治療には2~3年という長い年月がかかります。


パニック障害の診断チェック項目

病院での診断に使われる項目です。
この基準は13のチェック項目があり、4つ以上当てはまるとパニック障害の可能性があるとされています。あなたはいくつ当てはまりましたか?


心臓がドキドキしたり、脈拍が増加する
手の平や、全身に汗をかく
体や、手足がふるえる
息切れ感や、息苦しさを感じる
窒息感、または喉(のど)が詰まった感じがする
胸の痛みや圧迫感、不快感がある
吐気や腹部の不快感がある
めまい、ふらつき、または気が遠くなるような感じがする
現実感が失われ、自分が自分ではない感覚が起こる
自分をコントロールできなくなる恐怖や、気が狂う恐怖に襲われる
このままでは死んでしまうという恐怖を感じる
体の一部にしびれ感や、うずきを感じる
冷たい感じや、ほてった感覚がある


うつ病・うつ状態の併発

パニック障害が長びくと、うつ病・うつ状態を併発することがあります。

「よく眠れない」「楽しくない」「食欲がない」「憂うつで気分が沈む」「自分に価値が感じられない」

これはパニック障害のせいで心身の不調を気に病んで落ち込み、うつ状態になりやすいというだけではなく、うつ病もパニック障害も脳内セロトニンの働きの低下が関係しているからです。

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パニック障害の原因

医学的な原因は今のところまだはっきりと解明されていません。ですが、これまでの研究から、パニック障害は気持ちの持ち方ではなく、脳内の不安に関する神経系の機能異常に関連していることがわかっています。脳が反応に過敏な状態になると自律神経が交感神経優位になり、過緊張状態となります。それによる症状が身体的症状として表れます。


コクリのパニック障害のお薬に対する考え方

医師じゃないものからすれば「薬に依存するのは良くない」というような風潮が一部あるとは思いますが、コクリでは薬に対しては全く反対というわけではありません。

パニック障害のお薬に関して言えば

パニック発作を起きにくくする
パニック発作時にレスキューする

というように悪循環を断ち切る役割があります。

当院で整体施術を受けながら、徐々にお薬を減らしていく方もいらっしゃいますし、飲み続けている方もいらっしゃいます。

ただし、うつ状態の方が抗うつ剤できちんと治るか?ということを考えるとパニック障害も同じことが言えると思われます。


パニック障害は整体で良くなるの?

パニック障害は脳の機能障害と言われていますが、第二の脳と第三の脳をご存知でしょうか。第二の脳は「腸」と言われています。その理由はセロトニンの9割が腸で作られているからです。第三の脳はむき出しの脳と言われる「皮膚」です。

「腸」は骨盤や下肢からのアプローチが大事になりますし「皮膚」もアプローチできる箇所が多くあります。

病院やクリニックでは投薬が中心となりますが、
整体ではこのようにアプローチできるところがたくさんあるのです。

パニック障害が良くなるのに2〜3年。中には10年以上かかることもあると言われています。ですが、整体を受けることでその期間を5割〜8割以上を短縮することができるかもしれません。

整体院であればどこでも良いというわけではございません。パニックに関する専門的な施術を行える整体院をお探しの際にはぜひコクリをお選びください。


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