椎間板ヘルニアとは何か

脊椎の骨と骨との間にある椎間板が変形した状態のことです。変形によって椎間板内の髄核や線維輪の一部などが脊髄の神経を圧迫して痛みを生じるとされ、その髄核や線維輪の一部などを手術で除去すれば痛みはなくなると考えられています。

これが今までの常識でした。

椎間板ヘルニアの手術をしたのにまだ痛い?

しかしNHKで放送された「ためしてガッテン」ではこれまでとは異なるデータが出ていました。

ある女性が手術が必要なほどの辛い腰の痛みがあったために手術をしました。椎間板ヘルニアは無くなりましたが、腰痛は5年経った今も残っている、という事実です。つまり椎間板ヘルニアの手術をしても、腰痛は必ずしも治るとは限らないようです。

椎間板ヘルニアは意外とたくさんの人が持っている

他のデータのお話をします。腰に負担のかかる職業の人15人を調べ、うち2人にはMRIで椎間板ヘルニアがはっきり確認できましたが、2人とも腰痛はまったくなかったのです。この点について、最新の医学研究の調査では、腰に痛みがない人の80%に椎間板ヘルニアが見つかったのです。

ですから、必ずしも椎間板ヘルニアが腰痛の真の原因ではないのです。

しかし以下のような場合は手術療法が適している場合もあります。

脚に麻痺がある場合
厚生労働省の作成した診療ガイドラインでは「排尿・排便障害がある場合」には、48時間以内に緊急の手術を受けるように勧められています。

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